仕事で息切れしない体力を手に入れる2つのエクササイズ #23

全般

今回は基礎体力向上のために2つのエクササイズを提案します。

 どんな仕事であれ毎日を乗り切るためにはそれなりの体力が必要です。かといって、ジムに行って本格的に体を鍛えるほどの時間的な余裕がある人ばかりではありません。また、仮に時間的な余裕があったとしても毎日継続することはなかなか大変なことです。それでも、社会人になると運動不足から体力の低下を実感し、基礎体力をつけたいと思っている方は多いでしょう。そんな方に私がお勧めしたいのが次の2つのエクササイズです。

【お勧めしたい2つのエクササイズ】
 ①スクワット
 ②プランク

 ちなみに、私は20代の頃まで風邪ばかり引いていて、どちらかというと病弱でした。ここ一番の肝心なところで熱を出して会社を休んだりするので、上司からしたら戦力として本当に計算の立たない部下でした。申し訳ない限りです。ある時など、クライアントの経営者との肝心なミーティングの日に熱を出し急きょ欠席したために、私が仕切るはずだったミーティングがうまくいかず、クライアントから出入り禁止になったこともあったほどです。とにかくこれではいけないと一念発起して、30代前半から始めたのが今回紹介するスクワットとプランクです。それ以来、以前の病弱だった頃の自分が信じられないくらい健康になり、会社を休むこともなくなりました。

 また、50代前半で割と深刻な病気のために入院して手術することがあったのですが、この時も術後の回復が驚異的に良好で、医師からも看護師からもびっくりされました。これも普段からスクワットをしていたお陰だと思っています。
 実に手軽で簡単なエクササイズなので、ぜひ多くの人にお勧めいたします。

スクワット

 私がお勧めしたいエクササイズの1つ目はスクワットです。私は、原則的にはスクワットを平日5日は毎日行うことにして、土日は休むことにしています。ただそうは言っても実際には、仕事の都合や飲み会など色々な事情が重なって、さぼってしまう週も結構あります。あまり厳格に考えずに緩い気持ちで取り組んでいるせいなのか、もう20年以上続いています。
 やり方は簡単で、次の絵のとおりです。

(出典)「痩筋力 確実にやせる筋トレ術」(石井直方)

 私は、スクワットをする前は駅の階段を上るだけでも息切れして苦しかったのですが、今では全く問題なく階段を上り下りできるようになりました。駅の階段くらいへっちゃらという方でも、馬鹿にせずにぜひ試してみてください。

プランク

 私がお勧めしたいエクササイズの2つ目はプランクです。プランクは次の絵のようにするだけの簡単なエクササイズです。

(出典)「ペンタゴン式目標達成の技術 一生へこたれない自分をつくる」(カイゾン・コーテ)

 この絵の中の説明では「1回1分程度、朝晩1回ずつ行う」とありますが、私は朝の1回だけにして、その代わり時間を3分にして平日毎日することにしています。仕事で重いカバンを持つことが多いのですが、体幹が鍛えられるせいか、以前のように背中や腰が痛くなることがなくなりました。こちらもぜひお勧めいたします。

今回のまとめ

仕事を乗り切りためには基礎体力が欠かせません。次の2つのエクササイズをするだけで耐久力が確実に増加します。ぜひお試しください。
 ①スクワット
 ②プランク

おすすめ図書

①「いのちのスクワット (2度のがんから私を救った) 」(石井直方)
②「痩筋力―確実にやせる筋トレ術」(石井直方)

石井先生はたくさんの本を書いているので正直どれでもOKなのですが、私の読んだ上記2冊をお勧めしています。
①の本のタイトルに「2度のがんから私を救った」との記載がありますが、私自身も術後の経過から同じことを実感しました。スクワットが健康維持に大いに役立つことを理解させてくれる本です。
②の本は、本来痩せる目的のためのエクササイズを説明したものですが、基礎体力増進目的でもお勧めいたします。本書ではスクワット以外のエクササイズも分かりやすく紹介されており、私もこの本のエクササイズを全般にわたって行っていた時期もありました。今はあまり無理をせずにスクワットとプランクだけになりましたが、余力のある方にはぜひチャレンジしてみることをお勧めします。効果を実感されると思います。

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「ペンタゴン式目標達成の技術 一生へこたれない自分をつくる」(カイゾン・コーテ)

この本は書名に「目標達成の技術」とあるので、目標に向けた頑張り方を指南する内容なのかと誤解してしまうのですが、そうではありません。本書の前書きには次のようなことが書かれており、基本的なコンセプトは人間力を総合的に鍛えるための本です。

【本文の前書きより】
◆近年ペンタゴンがフォーカスしだしているもの、それこそが「Body」「Mind」「Spirit」という、人間を構成する上で欠かすことができない三要素を、まんべんなく鍛えトレーニング方法です。(中略)「どんな環境下でも自分を常に高め創造していく」(中略)には個々の人間の能力を、「Body」「Mind」「Spirit」の三要素から、まんべんなく高めていくのが、最も効果的なのです。

本書の「Body」の鍛え方の章では、今回の記事で紹介したスクワットやプランクを紹介していますが、それ以外にも様々なエクササイズを紹介しています。ちなみに呼吸法や瞑想法なども説明されており、とても参考になりました。

なお、私の1回目の記事で「「知・情・意・体」の4つの観点でバランスよく総合的に鍛えることが重要」と書きましたが、この考え方は、本書の『「Body」「Mind」「Spirit」という人間を構成する上で欠かすことができない三要素をまんべんなく鍛える』という考え方も参考にしています。 体を鍛えるエクササイズだけでなく、人生を乗り越えていくヒントも得られる本としてお勧めします。

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ハットさん
ハットさん

健康・体力は仕事を乗り切るうえで非常に重要な要素です。ややもすると軽視してしまいがちなのですが、普段からもっと真剣に考慮しておくべきことです。

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